22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の組み合わせ抽選会が1日(日本時間2日)にドーハで行われた。

<展望>欧州予選を苦しみながらも突破したポルトガルにとっては幸運なグループ。FWロナウドがいずれかの試合でW杯史上初となる5大会連続ゴール達成か? 前回大会8強の古豪ウルグアイも首位突破を狙う。ガーナは10年大会準々決勝でウルグアイFWスアレスの「神の手」で敗れたリベンジに燃える。アジア最高のFW孫興民を擁する韓国も3大会ぶりの1次L突破のチャンスはありそう。

・ポルトガル(世界ランク8位)

5度目のW杯にして今回が最後といわれるロナウドが有終の美を飾れるか。そのロナウドをしのぎ、マンチェスターUの中心となったB・フェルナンデスや今季プレミアリーグ13ゴールのジョタらコマはそろう。予選はプレーオフまで戦ったが、本大会に出られるとなれば即優勝候補だ。

・ガーナ(世界ランク60位)

今年2月からアッド監督が暫定的に指揮し2大会ぶりに本戦出場。フィジカルに優れ、足元のテクニックもあるMFパーティーが攻守両面で引き締める。18年の日本戦では直接FKゴール。20年10月に移籍金5000万ユーロ(約62億5000万円)でアーセナルに移籍したMFがチーム浮沈の鍵を握る。

・ウルグアイ(世界ランク13位)

ベテランと若手が融合し、前回のベスト8以上を狙う。スアレス、カバーニの2トップは健在で22歳FWヌニェスも台頭。中盤もMFデアラスカーエタ、バルベルデら実力派がそろう。最終ラインにはバルセロナで存在感を発揮するDFアラウホも加わり、躍動感あふれる攻守が持ち味。

・韓国(世界ランク29位)

エースFW孫興民に象徴されるように、海外でプレーする選手が増えて久しいが、同じく欧州組が多い日本とは対照的に予選を楽に突破した。18年8月に就任したポルトガル人のベント監督は韓国代表監督の在任期間としては歴代最長記録を更新。まずは3大会ぶりの1次リーグ突破を狙う。