リバプールが2-0でエバートンとの「マージーサイド・ダービー」に勝利した。リバプールの日本代表FW南野拓実はベンチ外だった。

リバプールは前半、徹底的に引いて守る相手にてこずった。だが後半15分にクロップ監督がオリギ、ルイス・ディアスの両FWを投入すると試合が動いた。

2分後、右サイドのサラーがゴール前のオリギにパスを入れてボックス内に進入。オリギからのリターンを受けると、逆サイドへ浮き球のクロスを供給し、ロバートソンが先制のヘディングシュートを決めた。

同40分には、左CKのこぼれ球を拾った途中出場のヘンダーソンが、ゴール左のディアスへ浮き球のパス。同FWがバイシクルシュートを打つと、これを中央のオリギが頭で押し込んだ。

今季終了後の退団が予想されているオリギだが、リバプールでは度々、重要な試合でゴールを決めてきた。18-19年シーズン欧州CL準決勝バルセロナ戦第2戦では2ゴールを挙げて4-0の勝利に貢献。続くトットナムとの決勝ではチーム2点目を決めて優勝を決定づけた。

クロップ監督は試合後「オリギはピッチ内外でのレジェンドで、素晴らしいサッカー選手。ワールドクラスのストライカーで、我々のフィニッシャーだ」

「オリギについてはみんな同じ事を言うと思う。練習では普段からこういうプレーをしているし、先発で使わないのは難しい決断だ。みんな彼のことが大好きなんだ」などと賛辞を惜しまなかった。

プレミアリーグは首位マンチェスター・シティーが勝ち点80。1点差で2位リバプールが追う。両チームとも今季残りは5試合。引き分けすら許されない戦いが続く。