サッカーの元ブラジル代表でワールドカップ(W杯)を3度制した「王様」ペレ氏が29日に死去したことが分かった。82歳だった。

娘のケリー・ナシメントさんがインスタグラムに「私たちがいるのは全てあなたのおかげ。私たちはあなたを永遠に愛しています。安らかに眠れ」と投稿した。

ペレ氏は昨年9月に大腸腫瘍で手術を受けて以降、治療のため定期的に入退院を繰り返し、今年11月29日に再びサンパウロの病院に入院していた。

ナシメントさんはクリスマス前にはインスタグラムに「自宅でのクリスマスは取りやめになりました。医師とも相談し、ここ(病院)にとどまることが最善だと判断しました。我々はこの部屋をサンバを披露するための施設に変えるつもりですし(冗談です)、カイピリーニャ(ブラジルのカクテル)も作るつもりです(冗談ではなく)。また来週、アップデートをお知らせします」などとジョークを交えながら記していたが、ペレ氏の容体が悪化し、家族が病院に集められていた。