マンチェスター・シティーのスペイン代表DFアイメリク・ラポルテ(28)が今夏退団を真剣に検討しており、移籍先の有力候補にバルセロナが挙がっていると6日、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版がに報じた。

ラポルテのマンチェスター・シティーとの契約は25年6月30日まで残るが、現在グアルディオラ監督の絶対的なレギュラーにはなっていない。そのため環境を変えることを望んでおり、その移籍先としてバルセロナを希望しているという。

これに対し、バルセロナもサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)の状況次第で、ラポルテの加入を前向きに捉えており、両者はすでに連絡を取り合っているとした。

同紙は、バルセロナがラポルテの獲得を求める理由として、左利きのセンターバックがいないことを挙げている。現在、左サイドバックのマルコス・アロンソが必要に応じてセンターバックに入ることがあるが、シャビ監督は同ポジションのスペシャリストを希望しており、ラポルテを大いに気に入っているという。

今週、マンチェスター・シティーがライプチヒのクロアチア代表DFグバルディオル獲得を希望し、ラポルテを放出しても構わないという報道が出ていたため、今後大きな動きがあるかもしれない。(高橋智行通信員)