バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマル(16)がスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版のインタビューに答えた。同紙がそのもようを4日に伝えている。

バルセロナでは今夏、トップチームデビューを果たすや否やスター街道を歩んでいるでいるヤマルが、3年前に欧州選手権と東京五輪に参加したことで疲弊し、その以降、度重なる筋肉系のけがに苦しみ続けているペドリの二の舞を踏むことを危惧されている。

ヤマルは今回のインタビューで、欧州選手権とパリ五輪のメンバーに選ばれた場合、両大会に参加するかという質問を受け、「2大会に出るのは論理的ではない。というのも、僕はサッカーを始めてから自分に負担をかけず、プレーし過ぎないように努めてきた。両方に行く意味はないだろう。でももちろん参加しなければならないとしたら、最終的にスペイン代表の一員としてプレーすることになるし、それは僕の夢でもある」と懐疑的に捉えていた。

続いて自分に選択権がある場合、パリ五輪参加を断るかという質問に対しては、「欧州選手権の結果次第になるが、最も重要なのは欧州選手権に参加することだと思う」と返答した。

また3年前のペドリの件については、「あれは何が起こり得るかの見本だ」と、2大会に参加することで高い代償を払う可能性があることを強調した。(高橋智行通信員)