バルセロナ(スペイン)がアウェーでパリ・サンジェルマン(フランス)に3-2で先勝した。ラフィーニャが2得点し、2-2の後半32分に途中出場のクリステンセンがCKから決勝点を挙げた。第2戦は16日にバルセロナのホームで行われる。

1点ビハインドの後半途中から選手交代で流れを引き寄せた。シャビ監督の交代策の直後に同点ゴールと勝ち越し点が生まれた。後半16分から途中出場したペドリはその1分後にラフィーニャの同点ゴールをアシスト。同32分に決勝点を挙げたクリステンセンはその2分前からの出場だった。

交代策がはまった指揮官は「ペドリが途中から出場して我々を大いに助けてくれた。クリステンセンも途中出場でCKから得点。とてもうまくいった」と喜んだ。

シャビ監督は1月27日に今季限りでの退任を表明。スペイン国王杯の準々決勝でビルバオに2-4で敗れ、続くビリャレアルとのリーグ戦でも3-5と公式戦2連敗を喫し「もう潮時。クラブは流れを変える必要がある。ベストは私が去ること」と決意した。

だが、その後の公式戦は9勝3分けと12戦無敗。選手時代にバルセロナで黄金期を築いた指揮官は、先発起用した17歳のクバルシ、16歳のヤマルら下部組織出身選手の名前を挙げて「アカデミーの功績」とし「自分のチームをとても誇りに思っている。勝利はうれしいが、まだ終わっていない」と残る戦いに目を向けた。