【ナッシュビル(米国)23日(日本時間24日)】DF渡辺剛(29=フェイエノールト)が、強力2トップ封じを完遂する。25日のスウェーデン戦に向けて調整。FWイサク(リバプール)とギェケレシュ(アーセナル)の2人の世界的ストライカーを擁する難敵を警戒した。初戦オランダ戦は3バックの右で先発し、悔しさも味わった。ユース落ちも経験した“苦労人”のDFが、日本の堅守を支える。
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止める自信があふれていた。渡辺はスウェーデン戦で強力FWを封じる絵を描いた。「今までもビニシウス選手とか、いろんな選手を止めてきた。僕の特徴はそういう選手を止めること」。レアル・マドリード所属のブラジル代表エースの名を挙げ、堅守を誓った。
イサク、ギェケレシュの2トップ。対策は頭の中に入っている。時には3人で守ることも意識しつつ「カウンターが武器。強力2トップにはリスク管理をする。今回はもっと守備的な意識を持つ」と分析を明かした。
“苦労人”がW杯で奮闘している。中学時代は東京U-15深川に所属。Jの下部組織だったが、身長が小さく、ユース行きを逃した。19年にA代表に選出されたが、21年東京五輪は落選。少し、遠回りしてきた。
海外で、大きくなった。ベルギー、オランダと欧州で奮闘。個の強いFWと日々向き合い、25年に代表復帰。10月のブラジル戦、今年3月のイングランド戦に先発出場。歴史的勝利に結びつけ、身長184センチのDFは代表で地位を固めた。
ただ、W杯初戦はほろ苦かった。オランダ戦で195センチDFファンダイクに競り負け、先制点を許した。「自分が止めないといけないシーン」と唇をかんだ。第2戦は出番なし。次戦の出場を熱望する。「僕は相手より先にボールが来る場所を予測して、先に動く。足も速いし0.1秒、本当に数コンマ早く動いてボールに触れる」と強力FWに立ち向かう。「勝って1位突破を決めると監督の話もあった。全力で勝ちに行く」。強敵撃破の自信がみなぎっていた。【飯岡大暉】
◆渡辺剛(わたなべ・つよし)1997年(平9)2月5日、埼玉県生まれ。東京U-15深川からユース昇格を逃し、山梨学院大付-中大を経て19年に東京加入。4月の松本戦でJ1初出場。12月にA代表としてE-1選手権出場。21年にベルギー1部コルトレイクに移籍し、ヘントを経て、25年夏にオランダ1部フェイエノールトに加入。184センチ、76キロ。血液型A。
◆日本代表の高校時代の所属 高体連14人、ユース12人の構成。渡辺と前田はともに山梨学院大付出身。長友は東福岡高、伊東は逗葉高、鎌田は東山高、上田は鹿島学園高など。ユース勢は鈴木彩が浦和、冨安は福岡、伊藤は磐田、田中が川崎、堂安がG大阪。中村は三菱養和ユース。負傷離脱の遠藤は湘南ユースのため13人ずつだったが、履正社高の町野が追加招集されて高体連が優勢になった。


