アジア史に名を残した日本のレジェンドから、新たな流行語候補が生まれた。

「マンマ・ミーア」

日本(FIFAランキング18位)がスウェーデン(同38位)と引き分け、勝ち点5にして3大会連続の決勝トーナメント進出を決めた一戦。1-1の後半30分から、左ウィングバックにDF長友佑都(39=FC東京)が投入され、アジア初となるW杯5大会連続出場の金字塔を打ち立てた。

39歳286日の出場も日本史上最年長。試合後、白いへアバンド姿のまま振り返りを求められると、万感の表情で言葉を発した。

「いやあ…ワールドカップ、マンマ・ミーア。マンマ・ミーア」と首を振って感無量ぶりを表現した。

「マンマ・ミーア」とは-。セリエAのインテル・ミラノなどでプレーした長友が得意とするイタリア語で、スペルと訳は「Mamma(お母さん)Mia(私の)」となる。

英語の「Oh My God!」や「Unbelievable!」に近いニュアンスで「何ということだ!」「信じられない!」「大変や!」という意味。感嘆詞として使われ、驚きや喜び、悲しみや嘆きなど感動と落胆の感情を強く表す際に使われる、自然と発せられるフレーズだ。

その母は「聖母マリア」で、祈りをささげる言葉が由来になった説もある。

任天堂の世界的テレビゲームキャラクター「スーパーマリオ」が、プレー中に失敗した際のセリフや、人気ミュージカルのタイトルとしても知られている。

前回22年のカタール大会でも、長友はイタリア語を絶叫した。初戦で優勝経験国のドイツ相手に2-1の逆転勝ちを収め、取材エリアで興奮を抑えられず「ブラボー!」と連呼した。

一転この日は、偉業をしみじみとかみしめた。「興奮したね。この興奮は、やっぱりW杯でしか味わえない」。感謝の思いを、神妙な表情で打ち明けていた。

【動画】長友佑都「マンマミーア!」5大会連続出場の鉄人