FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会の決勝トーナメントが始まり、F組2位の日本(FIFAランキング18位)は今夜、日本時間30日午前2時からブラジル(同6位)との1回戦に挑む。「王国」とW杯で対戦するのは06年ドイツ大会(1-4)以来20年ぶり。ノックアウトステージは初で、運命の決戦を前にブラジルでは「キャプテン翼」の声優が展望した。

日本が誇り、同国でも大ブームとなった高橋陽一先生の漫画「キャプテン翼」のアニメ版で声優を務めた3人に、伯メディアge(グロボ・エスポルチ)が取材。それぞれ、キャラクターの声で応じたという。

現地では1980年代からコミックが翻訳され、アニメ版は90年代から00年代にヒット。その中でオリバー・ツバサ(大空翼)役の声優でサッカー解説者のマルシオ・アラウージョ氏は「ついに(アニメでは結果を描かず終わった)最終回で何が起こるのか、分かるかもしれない。自分ならブラジルの勝利を予想するけど、主人公のツバサなら簡単に諦めないはず。『ボールは友達。時は来た。全力で行こう! バモス(行け)! 日本!』と言うに違いない」とキャラに成り切った。

ベンジ・ワカバヤシ(若林源三)役のマルセロ・カンポス氏は「20年後、結末が明らかになる。(現実世界のブラジル正GK、リバプールの)アリソンは、アニメでセレソンのGKだったサリナスの技術を全て受け継いでいる。日本が得点するのは難しいし、スズキ(鈴木彩艶)には3失点以上して06年のようなトラウマにならないでほしいね」と強気に語った。

最後に、コジロウ・ヒュウガ(日向小次郎)役のシルビオ・ジラルディ氏は「日本は、ジーコを筆頭にブラジルの特別な選手たちから多くを学んできた。しかし、まだ私たちは勝てる。一方で少し不安もあることも事実。私が息子に卓球を教えたんだけど、今では息子に負けてしまうんだ。同じように日本がブラジルに勝たないことを願うよ。そして、コジロウ・ヒュウガのような選手が現れないことも願っている。(キャラクターの声で)『爆弾を食らえ!』と強烈なシュートがGKごとゴールに突き刺さってしまうから」と警戒した。

記事の最後は「このようにアニメでは決着がつかなかったが、漫画では、日本の逆転勝利で終わる」と結ばれている。