【ロサンゼルス(米国)2日(日本時間3日)】日本代表の森保一監督(57)の決断次第で、後任候補に浮上するU-21(21歳以下)日本代表の大岩剛監督(54)が、ロサンゼルス競技場で行われたスペイン-オーストリアを視察に訪れた。新監督候補は、取材に“ノーコメント”を貫いた。

スペインが3発で快勝した試合を、当地で観戦。試合後、白のTシャツ姿で右手に上着を持ち、スタジアムを出た。監督関連の質問に、少し笑みを浮かべつつ「(日本サッカー)協会に関する話には答えられない。視察で来ているから、何も答えられない」と穏やかに対応した。協会が森保監督に続投要請する方針を固めている一方、後任の可能性として名が挙がっていることに「ダメ、ダメ、ダメ。(答えられない)ルールだから」とだけコメント。試合に関する質問にも応じず足早に会場を後にした。

日本代表は決勝トーナメント1回戦でブラジルと対戦し、1-2で逆転負けしてラウンド32で敗退した。4年に1度の去就は、森保監督への続投要請が正式となった場合に受諾するか注目される。勇退の場合は、ここロサンゼルスで2年後に行われる28年五輪を目指すU-21代表の大岩監督が後任候補となり、森保監督の21年東京五輪と同様、兼任を踏襲させる案がある。

大岩氏は鹿島時代の18年にACLを制覇。24年パリ五輪を24歳以上のオーバーエージ(OA)枠なしで戦い、前評判を覆す8強に導いた。日本初の五輪世代監督続投で、次の30年スペイン、ポルトガル、モロッコ共催大会に向けて次代の有望株を送り込む責務を担う中、動向に注目が集まる。