[ 2014年2月16日11時2分

 紙面から ]男子フリーの演技を終え得点を待つチャン(撮影・井上学)<ソチ五輪:フィギュアスケート>◇14日◇男子フリー

 世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)は、金メダルを逃した。羽生の得点を確認して演技に入ったが、ジャンプでミスが出て、合計275・62点。羽生と4・47点差の銀メダルに終わった。「タフな1日だった。誰がミスをどれほどするか、でメダルは決まる」と口にした。

 名選手を輩出するカナダだが、同種目で五輪金メダルはなく、フィギュア界では「カナダの呪い」といわれる。チャンは「カナダの呪いという言葉があるが、それでもカナダの選手はかなりの功績を残している。五輪では金が取れなかったが、他の大会では成功している。スポーツを、そしてフィギュアスケートを革新させている」と強調した。

 2度目の五輪も頂点をつかみ損ねた。絶対王者は、SPとフリーが2日連続で行われた大会日程について「休みはあったが、短いと思う。夜遅くまでSPをやって、翌日も朝が早かった。私はもうバタンキューです」と悔しがった。