バドミントン男子シングルス世界王者の桃田賢斗(23=NTT東日本)が16日、アジア大会(18日開幕、ジャカルタ)に向け、羽田空港から出発した。

 今月初めの中国・南京での世界選手権は、痛めた腹筋をかばいながら守備重視で戦った。約2週間がたち、「もう腹筋は治りました。いい練習ができた」と復調をアピール。「合宿では基礎的なことを徹底的にやってきた。フィジカルトレーニングも積み、スマッシュも練習してきた」と、今回は積極的な攻撃をみせるつもりだ。

 違法賭博による処分から昨年5月に復帰して初めて、日本オリンピック委員会(JOC)の派遣大会に臨む。「日の丸を付けると引き締まる。最後まで責任を持って戦いたい」と力強く語った。