形では女子清水希容(24)と男子喜友名諒(28)がアベックV。日本勢は競技第1日の3種目で金メダル独占。日本オリンピック委員会(JOC)が掲げる「東京オリンピック(五輪)金30個」達成へ、かぎを握る新競技だ。

清水が、キレある動きで連覇を達成した。マカオの選手との決勝。低い姿勢が特徴の演武で新しい形「チバナ・クーシャンクー」を投入。5-0で勝利し「どの形でもやれるようにしたい」と五輪を見据えた。

14、16年世界女王。「空手界の綾瀬はるか」と言われる。本人は「すっごい好きなのに『似てる』って言われたら、すっごい申し訳なくなって…。『似てない』みたいな」と苦笑い。小3で始めた空手にいちず。関大時代は「ご飯に行こう」と誘われても「私、練習に行くわあ」。遊びに行った記憶もない。16年1月にはフィギュアスケートを観戦。「形と結構重なる」。勉強家だからトップで居続けられる。「五輪があって空手は知名度を上げるチャンス。先頭を切って優勝できてうれしい」と笑った。