<第90回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・9キロ)

 最多14回の優勝を誇る名門・中大が15位に終わり、途中棄権した昨年に続きシード権を逃した。

 シード権獲得は10位まで。その往路10位の日大に5分15秒差の17位で復路をスタートした。堅実に走ったが高速化の波には乗れず、順位を17位→15位と2つ上げるのが精いっぱいだった。

 主将を務める代田修平(4年)は、復路のスターターとして6区に出走した。「往路の遅れを取り戻すのは厳しかった。シード権争いはし烈です」と素直に認めた。1区でトップ(日体大)と最下位(国士舘大)の差が7分以上あったことを例に出し「去年より自分たちも強くなった、と言っても意味ないこと」と、強豪校とのスピード差を痛感。「去年に比べ、たすきがつながったことは進歩だけど、自分たちが目指すのはもっと上位」と、後輩に名門再建を託した。