陸上の世界選手権北京大会(22日開幕)男子400メートル障害代表の小西勇太(24=住友電工)が8日、兵庫・伊丹市内で所属先の壮行会に出席した。

 小西は、1928年(昭3)に創部した住友電工陸上部で、初めての世界大会代表選手となった。北京大会に向けて「2つの抱負があります。まず自己ベスト(49秒41)を更新すること。自己記録を更新すれば、リオ五輪の参加標準記録(49秒40)になります。2つめは準決勝に進出することです」と宣言。初の世界舞台で、リオ五輪の足がかりをつかむ考えを示した。

 小西は、立命大出身。同大としても同選手権初の日本代表選手となった。

 また小西の後輩で、男子1600メートルリレーの日本代表候補に選ばれている田村朋也(22)も壮行会に出席。10日に出場の可否が決まるリレーメンバー候補は「世界選手権が決まれば、会心の走りができればいいと思います。来年は自分が(男子400メートルで日本の)トップに立てるように、北京でいい経験をしてきたい」と話していた。