世羅(広島)が、2時間1分18秒の大会新記録で連覇を飾った。

 3区のポール・カマイシ(3年)が独走状態をつくって、たすきリレー。最後は7区の新迫志希主将(3年)が2位九州学院(熊本)に2分近くの大差をつけてフィニッシュした。04年仙台育英の記録を14秒更新した。

 新迫は、11年ぶりの大会記録更新に「スタジアムに入って『超せるな』と思った。自分たちが歴史に名を残せた。ただ僕らが死ぬまでに、また今の子供たちがこの記録を超そうと思ってやってくる。これも超せない記録じゃないと思います」と話した。

 ケニア人留学生カマイシは「今はすばらしい気持ちです」と喜んだ。

 世羅の優勝は、史上最多の9度目となった。