3区(戸塚~平塚=21・4キロ)は青学大・秋山雄飛(3年=須磨学園)が1時間3分3秒で区間賞を取った。昨年に続き、2年連続で3区区間賞となった。

 秋山はトップの神奈川大から38秒遅れでタスキを受け取ると、新春のさわやかな陽光と風を受けながら、原監督から「湘南の神」と称される軽やかな走りを披露。神奈川大のルーキー越川を13・1キロ付近で逆転し、トップに立った。そして逆に2位の早大以下に1分22秒差をつけ、2年生の森田にタスキを渡した。

 秋山は「前(神奈川大・越川)と40秒差あって見えなかった。前半飛ばしすぎると後半バテると思って、意識から消して走った。昨年のタイムが62分(1時間2分)24秒、それから40秒くらい遅くなった。そこだけ悔しい。4区でもっと差をつけてもらって、山は自分のペースで走ってほしい」と仲間にエールを送った。

 テレビのゲスト解説として見守ったOBの「山の神」神野大地から「これで湘南の風になったね」と呼びかけられると、「山の神に言ってもらってうれしいです」と笑顔。さらに「ナイスラン」とたたえられると満足そうに「ありがとうございます!」と返した。