男子100メートル代表の多田修平(21=関学大)が準決勝進出を決めた。

 初の世界選手権で、しかも右隣は世界最速男のウサイン・ボルト(ジャマイカ)。緊張しそうな場面でも自分を見失わなかった。

 得意のスタートで先行し、40メートル地点まではトップに立った。その後はかわされたが、10秒19の4位。タイムで拾われ、準決勝に進んだ。

 多田は「前半1位でそれはよかった。後半が力んでしまったので、準決勝では修正したい。うれしい。調子もいいので、狙っていきたい。体も軽く、足さばきもよくなっている。準決勝もいい走りをしたい」と笑顔で話した。