来年1月27日に行われる第38回大阪国際女子マラソンの記者会見が20日、大阪市内で行われ、招待選手として16年リオデジャネイロ五輪代表の福士加代子(36=ワコール)が出場することになり、発表された。

福士はケガの影響などで同五輪以降、フルマラソンの出場はなく、過去に2度優勝経験のある同大会が久しぶりのマラソン復帰となる。

会見に出席した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は、福士について「36歳になってもこれぐらい走れるんだっていうのを若手に見せてほしい。彼女の走りが若手の道筋になる」と言い、「若手は福士さんに絶対負けないという相乗効果を願っている」と、ベテランの走りが若手ランナーの底上げにもなると期待した。

なお同大会は20年東京五輪の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」(19年9月)への出場権を懸けたMGCシリーズのひとつにもなっている。