第95回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)へ向け、早大が23日、埼玉・所沢市の同大キャンパスで記者会見を行った。

1年生ながらチームの主戦として活躍する中谷雄飛は「コンディションは順調。1キロ3分ペースで20キロを押していきたい」と意気込んだ。10月の出雲では3区区間4位、11月の全日本では3区区間2位。チームが目標に掲げる総合3位以内の鍵を握る。トラックに軸足を置きたいと考えているだけに、長距離への対応が課題だったが、その克服にも手応えをつかんでいる。

佐久長聖高-早大と大迫傑(27=ナイキ)と同じ経歴を歩む。マラソン日本記録保持者は「憧れ」という。まだ会話こそ交わしたことはないが「大学から結果、実績を上回れる選手になりたい」と目標は高い。まだ具体的には進展していないが、将来は大迫のように米国に拠点を置きたい意向も持つ。大迫は1年時に1区区間賞で早大の18年ぶり優勝に貢献。「憧れ」の存在に少しでも近づける快走を見せたい。