日本陸連は12日、マラソンやロードレースにおける市民ランナーの公式記録について、スタートライン通過後に計測が始まるネットタイムを採用可能とすることを決めた。

これまでは、号砲が鳴った時点で計測が始まるグロスタイムのみ認められていた。参加者が多い大規模大会では号砲からスタート地点通過までにかなりのロスが生じるため、規則改訂を求める声が市民ランナーからあがっていた。

市民ランナーの参加資格や表彰者を決める際にグロスタイムとネットタイムのいずれを選択するかは、主催者の裁量とする。エリートの部では世界陸連の方針に準拠し、今後もグロスタイムのみを採用する。