全国高校駅伝は12月20日、京都で開催される。東北6県の男女代表校を紹介する「都大路で輝く」、今回は福島編です。

学法石川(女子)は県予選5連覇を達成し、8年連続8度目の都大路出場を決めた。今年のチームについて松田和宏監督(46)は「女子も力があるので、男女アベック入賞を目指したい」と期待し、同校最高成績の15位以上と初入賞(8位以内)を視野に入れる。

昨年の都大路で1区を走った長谷川莉子(3年)が県予選1区を力走。2位に1分以上の差をつけて2区につなぎ、そのままリードを守って優勝した。長谷川は「今年は学石(がくせき)史上、一番強いチームだと思う。今年も自分が1区を走って、区間8位以内を目標に頑張りたい」と意気込んだ。

学石の「小島姉妹」もチームを引っ張る存在だ。2区の小島さくらと5区の小島彩乃(いずれも2年)は双子の姉妹。妹彩乃は「自分にとって、さくらは身近なライバル」と中学陸上部から切磋琢磨(せっさたくま)し、初の県予選では2人とも区間賞を獲得した。姉さくらは「区間賞を取れたことは自信になる。都大路では県予選以上のパフォーマンスができるように、調整していきたい」。全国舞台まであと約1カ月。さらに一段と成長した学石ランナーが、京都の地で実力を発揮する。【相沢孔志】