第97回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝・21年1月2、3日)に向け、早大が20日、オンライン会見を開催。相楽豊監督(40)は「総合3位以内が目標。箱根に強い早稲田というのを見せたい」と話した。大学で陸上競技を終える吉田匠駅伝主将(4年)は「総合優勝も視野に入れられる」と自信を見せた。

吉田は前回山登りの5区に起用され、1時間13分56秒を要し、区間15位に沈んだ。今回は「(陸上の)ラストレースとなる。陸上人生をいい形で締めくくりたい」と意気込む。相楽監督も「高速化の中、往路で遅れないこと」がキーだと話す。そのためにも、2年連続でブレーキとなった5区は課題だ。

吉田は5区で1時間12分4秒の早大記録を持つ安井雄一(現トヨタ自動車)に憧れ、山登りを志願した。その安井に「きついけど、がんばれ」とハッパを掛けられ、安井超えの71分台を目標に、有終の美を飾りたい。