「山の神」候補の東洋大・宮下隼人(3年=山梨・富士河口湖)がさっそく力走を見せた。首位と2分10秒差の5位でタスキを受け取ると、昨年の区間記録を樹立した得意の山登りで、ぐんぐんと前を追う。

スタート直後に東京国際大をかわして4位、3キロ過ぎには早大を抜いて3位に。本格的な山登りに入る前に3分9分15秒のペースで飛ばした。6キロ過ぎには駒大も捉えて2位とし、トップの創価大を追っている。

昨年は10位に終わり、11年連続で続けてきた3位以内台が途切れた。「若い力を信じる」と酒井俊幸監督が大会前に期待していたとおり、1区から下級生は流れを作り、5区を迎えていた。