かつての日本記録保持者、金井大旺(たいおう、25=ミズノ)が再び日本記録をたたき出した。追い風1・7メートルの条件下、13秒16を記録。高山峻野(ゼンリン)が19年にマークした13秒25の日本記録を大きく上回り「想像以上に記録が出てしまっていて、予想外の記録でした。予選でスタートが全然ダメで『そこを修正しよう』という気持ちで臨みました」と驚いた表情で振り返った。

かねて歯科医を目指し、東京五輪を区切りとする考えを明かしている。この日もあらためて「僕は今年で競技人生のラストシーズン。悔いのないように出し切って、東京五輪に向けて頑張りたい」と誓った。