日本陸連は29日、理事会を開き、7月に米国オレゴン州で行われる世界選手権と、9月に中国・杭州で行われるアジア大会の男女マラソン代表を決定し、女子では新谷仁美(34=積水化学)が世界選手権の代表に選出された。

1万メートルの日本記録を持つ新谷は、13年ぶりのマラソン挑戦となった6日の東京マラソンで2時間21分17秒で7位。レース後には「2度と走りたくない」と話していたが、28日に公開された、横田真人コーチが代表を務めるチームのYouTubeチャンネルでマラソン挑戦を継続する意思を表明していた。

選考は、アジア大会の代表に選ばれた安藤友香(28=ワコール)との比較になった。中長距離・マラソンシニアディレクターを務める高岡寿成氏(51)は「安藤さんと比較して新谷さんが(タイムで)1分5秒上回っていたので選ばせていただいた」と評価した。