陸上の日本選手権(9~12日、大阪・ヤンマースタジアム長居)を翌日に控えた8日、自己ベスト9秒97のサニブラウン・ハキーム(23=タンブルウィードTC)が、昨夏の東京五輪ではヘルニアによる腰痛に苦しんでいたことを明かした。

「去年はずっとヘルニアだったので、その中で走っていたりしていた。痛みと一緒に戦いながらという感じだった」と話した。現在は「全然治っている」と万全を強調した。

東京五輪では200メートルを走ったが、予選敗退に沈んだ。レース後は「自分でも何であんなに遅かったのか分からない」と話していたが、陰でケガに苦しんでいた。

今季のサニブラウンは3月に米国の大会でシーズンインし、10秒15をマーク。4月には追い風参考ながら10秒08(追い風2.1メートル)を記録している。「今年は100メートルに集中したい」と、今大会は200メートルにはエントリーしなかった。100メートルでは、世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録(10秒05)突破と、3位以内に入って内定を狙う。「オレゴン(世界選手権の)切符をつかみたい」と、静かに闘志を燃やした。