男子走り幅跳び予選で、東京五輪6位入賞の橋岡優輝(23=富士通)が、2回目に8メートル18をマークして8メートル15の予選突破ラインをクリア、全体1位で2大会連続の決勝進出を決めた。

8メートル18は世界選手権の同種目日本勢最高記録。「とりあえずホッとしています。いつもよりだいぶ楽しめました。今までは雰囲気にのまれて、1本目のアップのときに体が動かないと思うこともあったけど、今日はなかった。慣れました」と、橋岡は穏やかな表情で振り返った。

6月の日本選手権では2本目で8メートル27を跳び、参加標準記録を5センチ上回って優勝。4月の大会で踏み切り足の左足首を負傷したが、腹筋や足首周りの強化に励み「体の使い方がうまくなった」と話していた。今大会前には「いい調整ができている。東京五輪より自信がついているので余裕を持って臨みたい」とコメントしていた。それを予選で実証してみせた。

決勝は16日(日本時間17日)。「ここから自分の疲労をどこまでマネジメントできるかが勝負になる」と冷静に話した。

 

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