混合1600メートルリレー決勝で、女子短距離で五輪通算7個の金メダルを持つアリソン・フェリックス(36=米国)が、最後の世界選手権で銅メダルを獲得した。これで世界選手権では金メダル12個を含む通算18個目のメダルとなった。

世界選手権10度目の出場のフェリックスは、米国の2走で登場。トップでバトンを受け取ると、トップギアーで飛ばして後続を大きく突き放した。さすがに最後の100メートルで失速して、3走にバトンをパスする直前にドミニカ共和国にかわされたが、会場から大きな拍手を浴びた。

その後、米国は3走で再びトップに立ったが、アンカーがゴール直前にドミニカ共和国とオランダにかわされ、3位に終わった。

フェリックスは4月に自身のSNSで、今季限りでの現役引退を表明。「今季は記録のためではなく、楽しんで走る。時間や記憶、感謝の気持ちを共有したい」と記した。

フェリックスは18年に女児を出産。昨夏の東京五輪で五輪獲得メダル数を通算11個として陸上女子の最多記録を更新した。

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