日清カップ全国小学生陸上交流大会(20日=横浜・日産スタジアム)に、しばたTFCから5人が出場する。

6年女子100メートルの斉藤さくら(加治川小6年)と、混合400メートルリレーの中川愛唯(東豊小6年)斎藤真広(同)林陽向(後免町小6年)渡辺湊斗(加治川小6年)。上位進出を目指して大舞台で激走を誓った。

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5人の合言葉は「限界突破」。黒地に金色の刺しゅうで漢字4文字を記した鉢巻きで走る。トラック競技は予選と、予選タイムに応じてA決勝、B決勝、C決勝が行われる。メンバーの目標は「出場するからには2回、走る」だ。狙っているのは、いずれかのカテゴリーの決勝で走ること。100メートルの自己記録13秒70で6年女子100メートルに出場する斉藤は「A決勝に出たい」と真の勝利者を決めるレース進出を狙っている。

しばたTFCは創設40年目の古参クラブ。小学3年生から6年生まで92人が所属する。練習曜日は季節によって変わるが、基本的には週1回。浮島一隆代表(49)は「無理はさせない。発育途中の子どもたちがオーバーワークにならないようにしている」と言う。それでも今回、県からの出場選手12人のうち、同クラブから5人出場。浮島代表が県選手団の監督も務める。

全国大会が目前に迫って、混合400メートルリレーの選手たちはバトンの受け渡しの練習に余念がない。林は「バトンを早く正確につなぎたい」。リレーチームの主将を務める斎藤は「52秒台で走りたい」とチームベスト54秒54の大幅更新で「限界突破」に挑む。浮島代表は「いい夏休みになれば…」と5人の快走に期待していた。【涌井幹雄】