少年男子Aやり投げで初の全国舞台に挑んだ岩手県・下村知太郎(大船渡3年)が、逆転のビッグスローで5位入賞を果たした。

1投目は失敗、2投目は59メートル02。4投目以降に進める上位8人へラストチャンスとなった3投目は「すっぽ抜けた感じ」と手応えはなかったが、やりはぐんぐん伸び、自己ベストを3メートル更新する61メートル49をマークした。競技前は「ビリを想定していました」と自虐的だったが、まさかの全国5位に「めちゃくちゃうれしいです」と笑顔。大学では70メートルを目標に競技を続ける予定だ。