3区(13・6キロ)でGMOインターネットグループの大迫傑(31=ナイキ)が、8年ぶりのニューイヤー駅伝で11人抜きの快走を披露した。37分57秒の区間2位。区間賞はトヨタ自動車の太田智樹で37分40秒だった。

首位のSUBARUから41秒差の18位でタスキを受けると、軽やかにさっそうと前を追った。ぐんぐんと加速し、Honda川瀬、富士通の坂東、黒崎播磨の田村、トヨタ自動車の太田ら有力選手が同居する区間で存在感を発揮した。

7キロを過ぎて6位集団に追いついた。後方から追い上げてきた太田と並走。10キロの通過は27分28秒というスピードだった。

12キロで4位集団にも食らいついた。最後のスパートで太田らに離されたが、それでも7位でタスキを渡した。首位の三菱重工から31秒差だった。

「いい走りができました。どこまで自分の走りができるか、自分の体と対話しながら走りました。(沿道からの)声援も多く、非常に力になりました」と満足そうに話した。21年夏の東京五輪で男子マラソン6位を経て、一度は現役引退。そこから競技への意欲から復帰を果たし、今も日本のトップランナーとして健在ぶりを証明した。

大迫はナイキ所属のまま昨年10月に「Playing Director(プレーイング・ディレクター)」に就任し、GMOインターネットグループに実業団登録。監督・コーチ陣と連携して指導・強化にあたりながら自らも出場した。

2015年に日清食品で1区を走り、区間賞を獲得。それ以来、8年ぶり2度目のニューイヤー駅伝で雄姿を見せつけた。