専大は16年ぶりのシード権獲得を狙ったが、目標ははるかに遠かった。

鶴見中継所では悲劇も。9区を最下位の20位で受けた南が力走したものの、中継所の手前60メートルで無念の号砲が鳴ってしまった。あと約10秒だった。最終10区の小島が繰り上げスタート。南は泣きそうな表情になりながら駆け込み、回転する勢いで倒れ込んだ。手にしていたタスキが地面に落ち、仲間が拾う場面が中継にも映り、続いて南のおえつが響き渡った。

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