マラソン男子の宮脇千博(31=トヨタ自動車)が、3月5日に行われる東京マラソンで「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」出場権が獲得できなかった場合、トヨタ自動車を退部することになった。19日に自身のツイッターを更新し、そこで覚悟を示した。
宮脇は「3月5日の東京マラソンでMGC出場権が獲得出来なければ本大会をもってトヨタ自動車陸上長距離部を退部することになりました。いま、それを引退と言わない理由は、東京マラソンを引退レースとして準備してきた訳ではありませんし、MGCファイナルで戦う為に練習してきたからです。辞める為に東京マラソンを走るつもりはありません。集大成として走りますので、応援して下さると嬉しいです」と決意表明した。
宮脇はスピードランナーとして知られ、岐阜・中京高からトヨタ自動車へ入社。2年目の2011年に1万メートルで当時日本歴代6位の27分41秒57をマーク。12年には全日本実業団ハーフマラソン選手権で当時日本歴代3位の1時間0分53秒で優勝している。マラソンの自己ベストは18年東京マラソンで記録した2時間8分45秒(8位=日本人4着)。
まさしく背水の陣。競技人生をかけ、来年のパリ・オリンピック(五輪)切符をつかみにかかる。
◆パリ五輪への道 MGCの出場権を獲得するためには、指定大会で上位につけた上で、男子は2時間9分以内、女子は2時間27分以内に入るなど、一定の条件を満たす必要がある。残りの指定大会は、男子が2大会、女子が3大会。マラソンの日本代表枠は男女各3人で、10月のMGCで2位までに入った男女各2人は、日本代表入りが確実となる。残り1枠はMGC後に開催予定の「MGCファイナルチャレンジ」を経て決定。MGCの出場権は2月9日時点で男子48人、女子26人が獲得している。

