自己最高2時間7分27秒を持つ川内優輝(35=あいおいニッセイ同和損保)が25日、大阪マラソンの前日練習を行い「調子が上がってきてる。自信を持って走れると思う」と語った。今大会での目標タイム、2時間7分台後半~8分台前半へ自信をのぞかせた。

「去年の大阪マラソンが9番で、2時間8分49秒だったので、順位もタイムもどちらも超えていきたい」と意気込んだ。

大阪マラソンは、今夏の世界選手権代表選考を兼ね、大阪府庁前~大阪城公園の42・195キロを走る。

フルマラソンは今回が123回目。ベテランランナーだが、昨年12月4日の防府読売マラソンでは2時間16分38秒で17位に終わっていた。

今もなお残る、苦い記憶。それでも、その悔しい思いを力に変えてきた。

「今年に入ってからは練習が全部できてる。防府前と比べるとはるかにいい」と断言。この日も、1時間のジョギングと1キロ走を順調にこなし、自信を確信に変えた。

すでに、10月15日に行われる24年パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権を獲得しているが、今大会でも積極的に記録を狙っていく構えだ。

1キロ3分ペースが見込まれるため「今回の大阪がひとつ、春シーズンではポイントの大会になると思う」。21年に樹立した自己ベストに迫る好タイムの記録へ、意欲を示した。