日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(66)は、けがに悩んだ2人の快走に「(鈴木亜、前田の)2人が本来の力に戻してくれたことがうれしい」と目を細めた。

これでMGCの獲得者は、東京五輪選考時(20年)の12人を大きく上回る29人。「相当増えた。うれしい」と話すものの、2時間19分台を出したのは新谷仁美だけで「手放しでは喜べない。これでは世界との差は縮まらない」と指摘した。男子のMGC獲得者は62人。5月31日までに海外レースなどで条件をクリアすれば、新たに出場権を獲得する選手が出る可能性がある。

【名古屋ウィメンズ】鈴木亜由子2位日本勢トップ、前田穂南3位 チェプンゲティッチ連覇/詳細>>