女子やり投げで昨夏の世界選手権銅メダルの北口榛花(25=JAL)が5投目に64メートル50をマークし、8月の世界選手権(ブダペスト)代表に内定した。参加標準記録(63メートル80)を突破し、大会新記録で優勝。トラック&フィールドでは、世界選手権の代表内定“第1号”となった。

雨が降りしきる中でも実力を十分に発揮した。「雨はあまり関係ないと思っていて、元からあんまり指にかかってる感じがしていないので、他の人より気にしないで投げれている」。落ち着いて臨み、今季初戦で力を尽くした。

昨年の世界選手権では63メートル27を記録し、投てき種目では五輪(オリンピック)、世界選手権を通じて、日本人女子初のメダルを獲得。さらに、昨年9月の世界最高峰のリーグ戦ダイヤモンドリーグでも63メートル56を記録し、3位となった。

66メートル00の日本記録を保持する北口は、2年連続の世界選手権へ「メダルをまた取れるように頑張りたいと思っていますし、金、銀という色を取れるように頑張っていきたいです」と誓った。

次戦は木南記念(5月6、7日、大阪・ヤンマースタジアム長居)を予定している。