10月15日開催の24年パリオリンピック(五輪)マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」まで100日となった7日、都内で出場選手発表会見が行われ、00年シドニー五輪の女子マラソン金メダリストで、TBSスペシャルキャスターの高橋尚子さん(51)が「つい3日前に(コースを)走って参りました!」と試走したことを明かした。

「この会見のために走ってきました。なぜか午後2時くらいに走り始めてしまって…」と告白。30度ほどの暑さの中、自分の足でコースを確かめた。

今回は東京・国立競技場発着で、6度の折り返し地点があるのが特徴。高橋さんは「走るほうはスピードを落とさないといけないのでリズムが崩れる。最初と最後の5キロがポイント」と展望し、序盤と終盤のアップダウンのある箇所が鍵を握ると見通した。

パリ五輪のマラソン日本代表は男女各3枠。10月のMGCで男女上位2人を代表に内定し、MGCファイナルチャレンジで3人目の代表選手を決定する。対象期間内に設定記録を上回る選手がいない場合は、MGCの3位選手を代表に選出する。

指定の対象大会は、男子が福岡国際マラソン(12月3日)、大阪マラソン(24年2月25日)、東京マラソン(同3月3日)の3レース、女子が大阪国際女子マラソン(24年1月28日)、名古屋ウィメンズマラソン(同3月10日)の2レース。設定記録は男子が2時間5分51秒、女子が2時間21分42秒となっている。

男子65人、女子27人のMGCファイナリストが代表切符を争う。