日本の3選手は上位12人による決勝へ進めなかった。

3度目の出場となった橋岡優輝(24=富士通)は3本中2本がファウルとなり、記録は7メートル94の全体17位にとどまった。3回目の跳躍では8メートルを大きく越えるジャンプを披露したが、惜しくも1・4センチのファウルとなった。

開口一番「悔しいの一言です」と声を落とした。

東京オリンピック(五輪)6位入賞のジャンパーは、昨年からケガに苦しんだ。6月の日本選手権で3連覇も逃した。7月のスウェーデンでの国際大会では左脚ハムストリングスを肉離れ。完治したのは約2週間前で、跳躍練習を開始したのは現地入り後だった。

今後へ向けては「今シーズンはまだ終わらない。次の試合へつなげていきたい」と振り絞った。

日本記録保持者の城山正太郎(ゼンリン)は7メートル46。「踏切でいつもの動きではなかった。そこで考えすぎて修正できなかった」と肩を落とした。

初出場の吉田弘道(神崎郡陸協)は7メートル60にとどまり「あの舞台に立てたことは幸せだったんですけど、しっかり現実を突き付けられた。まだまだ戦うには早いぞと言われた気分」と振り返った。