1区(9・5キロ)は史上初の2年連続3冠を目指す駒大の赤津勇進(4年)が27分19秒で区間賞を獲得した。

4キロすぎの上り坂で青学大の若林宏樹(3年)が飛び出し、7キロ通過時点で第2集団に16秒差をつけて独走したが、残り9キロすぎに第2集団が若林に追いつくと、残り500メートルは赤津、早大の間瀬田純平(2年)、吉居駿恭(2年)らのデッドヒートに。最後は残り100メートルで早大の間瀬田との競り合いを制した若林が、2位早大に1秒差でトップでタスキをつないだ。3位中大は3秒差、4位創価大が6秒差で続いた。

「走る前は本当に緊張しっぱなしで大丈夫かと思ったけど、総監督や監督たちについていくだけでいい、次に圭汰(佐藤)や篠原(倖太朗)がいるので余裕を持って走ればいいと言われて、緊張もなくなり、集中することができた」と赤津。「あとはみんな自分よりずっと早い選手なので、自分が1位でつないで、これで勝ったなと確信しています」と、4年連続16度目の優勝に自信を深めていた。

全日本大学駅伝は5日午前8時10分にスタート。愛知・熱田神宮から三重・伊勢神宮までの全8区間(106・8キロ)を、2つの選抜チームを含めた27チームで競う。史上初の2年連続3冠を狙う駒大、今年1月の箱根駅伝2位の中央大、5年ぶり3度目の優勝を狙う青山学院大などが出場している。

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