14年ぶり出場の東京農業大のスーパールーキー前田和摩(1年)が2区区間3位の力走で、6人抜きを達成した。

先頭と20秒差の10位でタスキを受けると、跳ねるような走りで前を猛追。次々とランナーを追い抜いた。第2中継所手前となる11キロ地点の木曽川大橋では、東京国際大のアモス・ベット(1年)、中央大の中野翔太(4年)も抜き去り、4位で3区にタスキをつないだ。11・1キロを31分11秒で駆け抜けた。

前田は6月の全日本大学駅伝関東地区予選会の1万メートルで、U20歴代2位となる28分3秒51をマークし、10月の箱根駅伝予選会でも日本人トップでゴール。この日も持ち前の脚力を披露し、鮮烈な大学駅伝デビューを飾った。