第43回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)は、前々回女王の積水化学が2年ぶり2度目の優勝を果たした。3区で佐藤早也伽がトップに立つとその後は首位を譲らなかった。日本郵政グループが2位、3位はパナソニック、連覇を狙った資生堂は4位だった。

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優勝し、喜びを爆発させる積水化学のアンカー森(撮影・濱本神威)
優勝し、喜びを爆発させる積水化学のアンカー森(撮影・濱本神威)
優勝し、人さし指を立ててゴールテープを切る積水化学のアンカー森(撮影・濱本神威)
優勝し、人さし指を立ててゴールテープを切る積水化学のアンカー森(撮影・濱本神威)
優勝し、人さし指を立ててゴールテープを切る積水化学のアンカー森(撮影・濱本神威)
優勝し、人さし指を立ててゴールテープを切る積水化学のアンカー森(撮影・濱本神威)

■■ 最終順位 ■■

(1)積水化学 2時間13分33秒

(2)日本郵政 +1分25秒

(3)パナソニック+1分28秒

(4)資生堂  +1分34秒

(5)ダイハツ +2分24秒

(6)第一生命 +2分54秒

(7)天満屋  +2分56秒

(8)岩谷産業 +3分01秒

<ここまでシード権>

(9)三井住友 +4分14秒

(10)エディオン+4分15秒

(11)ユニクロ +4分19秒

(12)ルートイン+4分20秒

(13)スターツ +5分32秒

(14)大塚製薬 +5分46秒

(15)ユニバーサル+6分41秒

(16)九電工  +6分44秒

(17)京セラ  +6分50秒

(18)しまむら +6分53秒

(19)日立   +7分15秒

(20)センコー +7分37秒

(21)ニトリ  +9分24秒

(22)ヤマダH +9分42秒

(23)ワコール +9分50秒

(24)キヤノン +10分15秒

(25)豊田自動 +10分21秒



 ◆レース経過 (※記録は速報値) 

1区=7・0キロ(松島町文化観光交流館前~塩竈市地域活動支援センター前)

◆スタート地点 午後0時15分に号砲。25チームが女子駅伝日本一を目指しスタート。天候は晴れ、気温10度、湿度44%、西の風3・9メートル

1万メートル世界陸上代表の資生堂・五島莉乃、積水化学・田浦英理歌、日本郵政グループ・菅田雅香らが走り出した

一斉にスタートを切る1区の選手たち(撮影・濱本神威)
一斉にスタートを切る1区の選手たち(撮影・濱本神威)

◆1キロ 3分2秒で通過。資生堂・五島、日本郵政グループ・菅田の2人が抜け出す

◆2キロ 6分4秒で通過。資生堂・五島が早くも独走態勢。日本郵政グループ・菅田はやや遅れた

◆3キロ 松島を左手にみつつ資生堂・五島が急坂を登る。キヤノン、ヤマダホールディングスが集団から遅れる

◆5キロ 資生堂・五島が独走、後続とは30秒ほどの差に

◆5・7キロ 資生堂・五島が独走。2位に第一生命グループ・小海遥、その後ろに5人の3位集団が追う

◆第1中継所 資生堂・五島がトップで井手彩乃にタスキリレー。第一生命グループ・小海遥が39秒差で櫻川響晶にタスキをつないだ

沿道の応援を受けながら1区を力走する資生堂の五島莉乃(代表撮影)
沿道の応援を受けながら1区を力走する資生堂の五島莉乃(代表撮影)

(1)資生堂  21分27秒

(2)第一生命 +39秒

(3)三井住友 +41秒

(4)ダイハツ +41秒

(5)積水化学 +43秒

(6)パナソニック+46秒

(7)天満屋  +48秒

(8)エディオン+48秒

<ここまでシード権>

(9)センコー +57秒

(10)ユニバーサル+57秒


2区=4・2キロ(塩竈市地域活動支援センター前~NTT東日本塩竃ビル前)

◆2キロ 資生堂・井手が五島の勢いをもらったまま首位独走。積水化学・山本有真と第一生命グループ・櫻川響晶が集団から一歩抜け出し2位グループに

◆3・8キロ 積水化学・山本が資生堂・井手との差を詰める

◆第2中継所 資生堂・井手がトップでパリ五輪マラソン代表の一山麻緒にタスキリレー。積水化学・山本は2位で佐藤早也伽に、第一生命グループ・櫻川は3位でこちらもパリ五輪マラソン代表の鈴木優花にタスキをつないだ。日本郵政グループ・廣中璃梨佳は6位でスタート

資生堂の3区・一山麻緒(左)にたすきをつなぐ2区・井手彩乃(代表撮影)
資生堂の3区・一山麻緒(左)にたすきをつなぐ2区・井手彩乃(代表撮影)

(1)資生堂  34分57秒

(2)積水化学 +26秒

(3)第一生命 +38秒

(4)パナソニック+40秒

(5)ダイハツ +47秒

(6)日本郵政 +52秒

(7)天満屋  +1分00秒

(8)センコー +1分00秒

<ここまでシード権>

(9)ユニバーサル+1分01秒

(10)三井住友 +1分04秒


3区=10・6キロ(NTT東日本塩竃ビル前~富士化学工業前)

◆2キロ 6分28秒で資生堂・一山が通過

◆3キロ 6位から出た日本郵政グループ・廣中が3位集団に追い付いた

◆4キロ トップを走る資生堂・一山に積水化学・佐藤が迫る

◆4・4キロ 積水化学・佐藤がトップを走る資生堂・一山を抜き去る

◆4・7キロ 2位を走る資生堂・一山を日本郵政グループ・廣中、パナソニック・渡辺菜々美が抜き去る

◆5・7キロ トップを走る積水化学・佐藤に日本郵政グループ・廣中、パナソニック・渡辺が迫る

◆7キロ 資生堂・一山は5位、6位に第一生命グループ・鈴木

◆7・6キロ トップ積水化学・佐藤に日本郵政グループ・廣中が追い付いた

3区で競り合う積水化学の佐藤早也伽(右)と日本郵政グループの広中璃梨佳(代表撮影)
3区で競り合う積水化学の佐藤早也伽(右)と日本郵政グループの広中璃梨佳(代表撮影)

◆7・8キロ 日本郵政グループ・廣中がトップに、積水化学・佐藤は粘りの走りで廣中につける

◆9キロ 日本郵政グループ・廣中、積水化学・佐藤のデットヒートが続く

◆第3中継所 積水化学・佐藤がラストスパート!トップで佐々木梨七にタスキリレー。日本郵政グループ・廣中は4人抜き3秒差の2位で小坂井智絵にタスキリレー。首位で出た資生堂・一山は6つ落とし7位でジェプングティチにタスキをつないだ

積水化学が1位でタスキリレー(撮影・濱本神威)
積水化学が1位でタスキリレー(撮影・濱本神威)
3区・広中(右)は笑顔で小坂井にタスキリレー(撮影・濱本神威)
3区・広中(右)は笑顔で小坂井にタスキリレー(撮影・濱本神威)
3区・一山(右)は1位でタスキを受け取ったが、まさかの7位転落(撮影・濱本神威)
3区・一山(右)は1位でタスキを受け取ったが、まさかの7位転落(撮影・濱本神威)
3区・一山麻緒(26=資生堂)は1位でタスキを受け取ったが、まさかの7位転落(撮影・濱本神威)
3区・一山麻緒(26=資生堂)は1位でタスキを受け取ったが、まさかの7位転落(撮影・濱本神威)
3区・一山(資生堂)は1位でタスキを受け取ったが、まさかの7位転落(撮影・濱本神威)
3区・一山(資生堂)は1位でタスキを受け取ったが、まさかの7位転落(撮影・濱本神威)

(1)積水化学 1時間8分50秒

(2)日本郵政 +03秒

(3)パナソニック+24秒

(4)ダイハツ +49秒

(5)第一生命 +1分20秒

(6)岩谷産業 +1分24秒

(7)資生堂  +1分29秒

(8)天満屋  +2分01秒

<ここまでシード権>

(9)ユニクロ +2分05秒

(10)エディオン+2分14秒


4区=3・6キロ(富士化学工業前~聖和学園高等学校前)

◆1・5キロ 資生堂・ジェプングティチが2人抜き5位浮上

◆3キロ 積水化学・佐々木が独走態勢。パナソニック・ニーヴァが追う

◆第4中継所 積水化学・佐々木がトップで新谷仁美にタスキリレー。16秒差の2位でパナソニック・ニーヴァが中村優希にタスキをつないだ。積水化学・ジェプングティチは3人抜きで4位浮上

4区を力走する積水化学の佐々木梨七(代表撮影)
4区を力走する積水化学の佐々木梨七(代表撮影)

(1)積水化学 1時間20分01秒

(2)パナソニック+16秒

(3)日本郵政 +39秒

(4)資生堂  +1分11秒

(5)ダイハツ +1分18秒

(6)岩谷産業 +1分53秒

(7)第一生命 +1分56秒

(8)スターツ +2分32秒

<ここまでシード権>

(9)三井住友 +2分37秒

(10)天満屋  +2分41秒


5区=10・0キロ(聖和学園高等学校前~仙台第二高等学校前)

◆1・7キロ 1万メートルとハーフマラソンの日本記録保持者、積水化学・新谷がトップを快走

◆4・7キロ 3位を走る日本郵政グループ・鈴木亜由子が2位パナソニック・中村優希に迫る

◆5キロ 積水化学・新谷が安定した走り

◆5・3キロ 資生堂・高島由香が日本郵政グループ・鈴木を抜き3位浮上

◆5・8キロ パナソニック、資生堂、日本郵政グループが横並びで2位争い

◆6・1キロ 資生堂・高島が一歩抜け出す

◆7キロ 2位集団がばらけ資生堂・高島が単独2位。3位日本郵政グループ・鈴木、4位にパナソニック・中村

◆8・2キロ パナソニック・中村が日本郵政グループ・鈴木を抜き3位浮上

◆第5中継所 積水化学・新谷仁美がトップでアンカー森智香子にタスキリレー。資生堂・高島は1分02秒差の2位で前田海音にタスキリレー。3位にパナソニック、日本郵政グループは4位でタスキをつないだ。

5区を力走する積水化学の新谷仁美(代表撮影)
5区を力走する積水化学の新谷仁美(代表撮影)

(1)積水化学 1時間51分58秒

(2)資生堂  +1分02秒

(3)パナソニック+1分23秒

(4)日本郵政 +1分34秒

(5)ダイハツ +1分47秒

(6)岩谷産業 +2分44秒

(7)第一生命 +3分05秒

(8)天満屋  +3分10秒

<ここまでシード権>

(9)ルートイン+4分08秒

(10)ユニクロ +4分10秒


6区=6・795キロ(仙台第二高等学校前~弘進ゴムアスリートパーク仙台)

◆2キロ 積水化学・森智香子が快走、後方は見えない

6区を力走する積水化学の森智香子(代表撮影)
6区を力走する積水化学の森智香子(代表撮影)

◆4・3キロ 単独2位の資生堂・前田が必死に前を追う

◆5・1キロ 2位の資生堂・前田に日本郵政グループ・和田有菜、パナソニック・森田香織が迫る

◆フィニッシュ 積水化学が2年ぶり2度目の優勝、3区からトップを譲らなかった。日本郵政グループが2位、3位はパナソニック、連覇を狙った資生堂は4位だった


(1)積水化学 2時間13分33秒

(2)日本郵政 +1分25秒

(3)パナソニック+1分28秒

(4)資生堂  +1分34秒

(5)ダイハツ +2分24秒

(6)第一生命 +2分54秒

(7)天満屋  +2分56秒

(8)岩谷産業 +3分01秒

<ここまでシード権>

(9)三井住友 +4分14秒

(10)エディオン+4分15秒


優勝し、チームメートに胴上げされる積水化学のアンカー森(撮影・濱本神威)
優勝し、チームメートに胴上げされる積水化学のアンカー森(撮影・濱本神威)
優勝し、笑顔でポーズを決める積水化学の選手たち(撮影・濱本神威)
優勝し、笑顔でポーズを決める積水化学の選手たち(撮影・濱本神威)
肩を組み、満面の笑みを見せる積水化学の選手たち(撮影・濱本神威)
肩を組み、満面の笑みを見せる積水化学の選手たち(撮影・濱本神威)

区間賞

1区:資生堂 ・五島 莉乃 21分27秒※

2区:積水化学・山本 有真 13分13秒

3区:日本郵政・廣中璃梨佳 33分04秒

4区:京セラ ・ムカリ   10分45秒※ 

5区:資生堂 ・高島由香  31分48秒 

6区:天満屋 ・大東優奈  21分21秒

※は区間新

   



出場25チーム


チーム名出場回数
資生堂8年連続32回目
積水化学15年連続25回目
JP日本郵政グループ9年連続9回目
エディオン6年連続30回目
ダイハツ16年連続33回目
豊田自動織機16年連続17回目
パナソニック24年連続35回目
第一生命グループ3年連続27回目
岩谷産業3年連続3回目
ルートインホテルズ6年連続7回目
大塚製薬6年連続11回目
九電工13年連続32回目
天満屋32年連続32回目
日立5年連続27回目
ヤマダホールディングス15年連続18回目
三井住友海上5年連続29回目
ユニクロ3年連続12回目
ニトリ2年ぶり2回目
キヤノン2年ぶり7回目
スターツ7年連続14回目
センコー初出場
ユニバーサル17年連続17回目
京セラ2年ぶり31回目
しまむら3年連続17回目
ワコール24年連続31回目


今日26日開幕のクイーンズ駅伝へ意気込む、左から新谷、細田、一山、加世田、鈴木(撮影・濱本神威)
今日26日開幕のクイーンズ駅伝へ意気込む、左から新谷、細田、一山、加世田、鈴木(撮影・濱本神威)
26日開幕のクイーンズ駅伝に向け、和気あいあいとした雰囲気で写真撮影をする、左から新谷、細田、一山、加世田、鈴木(撮影・濱本神威)
26日開幕のクイーンズ駅伝に向け、和気あいあいとした雰囲気で写真撮影をする、左から新谷、細田、一山、加世田、鈴木(撮影・濱本神威)