タレントとの両立を目指し、9月のワールドユニバーシティゲームズ女子ハーフマラソンで金メダルを獲得した北川星瑠(ひかる、22=大阪芸大)が、女子5000メートルに出場して、15分48秒18で、日本人6位の13位となった。

「このタイムで走り切れたことは、次の富士山につながるなと思います」

10月の全日本大学女子駅伝では、1位の名城大に5分43秒遅れる2時間10分12秒で25チーム中14位。悔いを晴らすべく、全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、富士山本宮浅間大社前-富士総合運動公園競技場)では、8位入賞と3年連続の区間賞を狙う。

北川は「(チームとして)7位とか、6位を狙っていけるように」と付け加え、力を込めた。

大学では舞台芸術学科でミュージカルを専攻し、今年7月からは松竹芸能に所属。その話題性もあり、今年になってSNSのフォロワーは約3000人増え、町で「北川さん、頑張ってください!」と声をかけられることも多くなった。

今月中にもタレントとしての活動が入っているが「練習には支障を来さないようにしている」と不安げな様子はない。

陸上選手とタレントの“二刀流”で高みを目指していく。【竹本穂乃加】