日本陸連は8日、セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上2024東京(5月19日、東京・国立競技場=日刊スポーツ新聞社ほか共催)の男子100メートル出場選手を発表し、昨年8月の世界選手権6位入賞のサニブラウン・ハキーム(25=東レ)が名を連ねた。日本勢からは、昨年の日本選手権を制した坂井隆一郎(26=大阪ガス)、同アジア選手権金メダルの柳田大輝(20=東洋大)もエントリーした。

サニブラウンは17年以来、7年ぶりのセイコーGGP参戦。世界選手権には2大会連続で決勝進出中で、今年3月には米国の競技会で10秒02(追い風0・5メートル)をマークした。昨夏の世界選手権入賞者のため、6月末までに参加標準記録(10秒00)を突破すれば、その時点で今夏のパリ五輪代表に内定。未突破でも、6月の日本選手権(27~30日)の成績や7月2日時点での世界ランキング次第で、代表入りが決まる。

坂井は自己記録10秒02のスプリンターで、世界選手権では2大会連続代表入り。柳田も10秒02の自己記録を保持しており、昨夏の世界選手権では準決勝に進出した。ともに初の五輪出場を狙っている。

海外勢では、自己ベスト9秒97のエマヌエル・マタディ(32=リベリア)らがエントリー。この大会は世界陸連(ワールド・アスレチックス)が主催するダイヤモンドリーグ(DL)以外の世界最高となるシリーズ「ワールド・アスレチックス・コンチネンタルツアー」最上位のゴールドとして開催されており、出場選手は随時、追加・決定される。