陸上の男子マラソンでパリ五輪代表に決まっている大迫傑(ナイキ)が12日、7年ぶりに出場するボストン・マラソン(15日)を前にボストンで取材に応じ、「アップダウンが激しいコース。そのリズムをうまくつかむという点では、パリ(五輪)に近いところもあるんじゃないかな」と意気込みを口にした。

32歳の大迫は上位2人が五輪代表に決まった昨秋の選考会で3位。その後の選考対象レースで日本陸連の設定記録を突破する選手が出ず、最後の1枠を手にした。パリの舞台は起伏が激しく「五輪史上最難関コース」とも言われている。

ボストンは2017年に初マラソンを走った思い出の地。「状態はぼちぼち。シンプルにレースを楽しみたい」と笑顔で本番を見据えた。(共同)