昨夏の世界選手権3000メートル障害6位の三浦龍司(22=スバル)が社会人初戦に手応えを示した。今季初戦として1500メートルに臨み、日本人トップとなる全体2位の3分39秒78をマーク。昨年の同大会よりタイムを2秒04短縮させ「すごく手応えが良い。感覚と走りがかみあっている状態。去年は動きがかみあわないところもあったので、それと比べたら良かったと思う」と明るい表情で振り返った。

3月に順天堂大(順大)を卒業し、この日が実業団での初レース。スバルのユニホームに身を包み、快調に走りきった。「チームの一員に加わった実感がある。これからスバルの一員として、より高みを目指していきたい」と気が引き締まった。

三浦は3000メートル障害を本職としており、21年東京オリンピック(五輪)では7位入賞。22年からは2大会連続で世界選手権に出場しており、昨夏のブダペスト大会では6位となった。

日本陸連の選考基準により、6月末までに参加標準記録(8分15秒00)を突破した時点で今夏のパリ五輪代表に内定。未突破の場合でも、6月下旬の日本選手権(27~30日)の成績や7月2日時点の世界ランキング次第で、2大会連続の五輪代表入りが決まる。

「メダルを大きな目標としてやっていきたい」

同種目で日本勢初となる快挙達成を見据えた。