陸上男子長距離で今夏のパリオリンピック(五輪)マラソン代表の大迫傑(32=ナイキ)が14日、自身のインスタグラムを更新し、実業団GMOインターネットグループとのプレイングディレクターとスポンサー契約が8月末で満了になると報告した。

15日にボストンマラソン(米国)を控える中、「GMO」のロゴが入ったユニホームの写真を2枚添付し「GMOのプレイングディレクター、スポンサー契約において8月31日に契約満了となる為、GMOパッチを付けてのマラソンはラストランになります! 来年もNY駅伝という事も少しよぎりましたが、今年と来年の自身のスケジュールも考慮して決断いたしました」とつづった。

大迫は22年10月にGMOとパートナーシップ契約を結び、プロランナーでありながら実業団チームに参画すると発表。23年から2年連続で元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に出場し、昨年は3区、今年は6区でともに区間2位となっていた。

インスタグラムでは「新しい関わり方に前向きに向き合って下さった関係者の方々には感謝しております。ここまで改革出来た事とそうでない事はありますが、優勝に必要なメンタリティとスキルは充分伝えられたと思っています。近く優勝出来る事を願っています」と続け、「とは言いつつも、契約満了の8月末まではまだ時間があるので、ディレクション含めたサポートにも引き続きベストを尽くしていきます」と今後も力を注いでいく意向を明示した。

その上で「男子実業団チームとの関わり方は一つではないという事、二つでもないという事。僕の実際の行動を通して皆んなに感じてもらいたい、伝えたいと思っていた事が後々、当たり前になれば良いなと思っています。所属や立場関係なく、色んな事に興味と課題感を持っている選手達からの相談はスーパーウェルカムなので是非に!」と願いをつづった。