<陸上:防府読売マラソン>◇21日◇山口・防府市陸上競技場発着

 公務員ランナー川内優輝(27=埼玉県庁)が、8度目のサブテンとなる2時間9分46秒で2年ぶり2度目の優勝を飾った。

 序盤から風や遅いペースメーカーの影響でペースが上がらず、記録より勝負を優先させた。

 33キロ付近で勝負に出た。登って下る植松跨線橋で一気に仕掛け、一騎打ちのウィリー・キボル(28=ケニア)を引き離し独走した。

 だが「勝てたことはうれしいが、目標の7分台が出せずまだ練習が足りない」。優勝も、目標の大会記録と自己ベスト更新ならず複雑だった。