もはや世界的認知度は最速男のボルト並み!?

 

 今秋のアジア大会男子マラソン銅メダリスト川内優輝(27=埼玉県庁)が28日、今年の走り納めのレース出場のため、成田空港からスペイン・バルセロナに向かった。

 レースは、同地で行われる10キロのロードレースで、大みそかの31日に開催される。川内は昨年の走り納めも、大みそかに出場した同じスペイン・マドリードでのロードレース。昨年、マドリードで地元陸上雑誌を見たところ「2013年・世界の陸上界10大ニュース」に川内が名を連ねていたという。2月の別府大分毎日、3月のソウル国際と、2カ月連続で2時間8分で走ったことが驚異的として、取り上げられたという。「(世界陸上モスクワ大会男子短距離3冠の)ボルトとかと一緒に、リストに載っていたんですよ」と、うれしそうに話す川内。日本で想像している以上に、海外で「KAWAUCHI」の名前は知れ渡っているようだ。

 バルセロナでのレースは「10キロなので正直、いい結果は期待できないかもしれませんが」と前置きしつつも「海外のレースを積み重ねることで、その後の海外でのフルマラソンに生かされると思います」とプラスにとらえた。帰国は1月2日で、学習院大時代に関東学連チームで走った、箱根駅伝を観戦に行く予定でいる。