<全国高校バスケット選抜優勝大会:新潟商76-68尽誠学園>◇男子3回戦◇26日◇東京体育館

 総体ベスト8の新潟商(新潟)が尽誠学園(香川)に76-68で競り勝ち、ベスト8に駒を進めた。前半はほぼ互角の展開も、後半に入るとディフェンスからの速攻が決まり始め、点差を広げた。最後は尽誠学園の必死の反撃をしのいで逃げ切った。中屋広昭コーチ(42)は「うちの選手はチキンハートばかり。そこは鍛えなければいけないところ。相手が小さくても、日本人なら1対1で勝てる。組織力は上がってきているので、チームで戦ってやっつけたい」と語気を強めた。一方、敗れた尽誠学園の色摩拓也コーチ(36)は橋本、笠井の中心選手に頼るだけのチームではなく、10人くらい活躍できる選手はいる。笠井は最後、無理して出てくれた。出すつもりはなかったが、本人が出るというので、彼の気持ちを受けて出しました」と振り返った。